犬が震える原因5つ!愛犬が頻繁に震えるので獣医さんに聞いてみました。

犬が震える原因 犬と暮らす…気になるあれこれ

我が家の愛犬「もこ」12歳、最近足がプルプル震えるようになってきました。
痙攣のような激しい震え方ではなく、小さい犬が常にプルプル震えているような、そんな震え方です。
チワワやイタグレ、ピンシャーなど寒さに弱いわんこが震えるというのはよく目にしますが、うちの愛犬はがっしりとしたワイヤーフォックステリア。

犬が震える原因


たまに震えるくらいならそんなに気にしていなかったのですが、11歳くらいから頻繁に震えるように。
そこで心配になり、行きつけの病院で獣医さんに相談してみました。

その結果、血液検査をして異常はなく、様子を見ましょうという事になりましたが、
このような場合は心配が必要だ
という事もうかがったので、病院に行く前に本などで調べた内容も併せて解説いたします。

すぐに病院に行く必要がある場合と、様子を見て大丈夫な場合をご確認ください。

犬が震える5つの原因

犬が震える理由1 寒さ

こちらは当然のことですので特に説明はいらないと思いますが、シャンプーの後は間違いなく震えています。暖かい部屋で即座にドライヤーで乾かしてあげることが大切です。
寒さ対策だけではなく、生乾きのまま自然乾燥させていると、皮膚病や異臭の原因にもなるそうです。

→特に寒さに弱い犬種は、室温に気を付けて、冬は洋服を着せてあげる等の対策が必要です。

震える原因が寒さだと思われる場合は、様子を見て大丈夫だと思います

犬が震える理由2 ストレス

こちらはトリマーさんから伺いました。
うちのもこはトリマーさんが大好きだし、カットやシャンプーを怖がっていたわけではありません。しかし、ある日から震えだしたのを気にされたトリマーさんが言われていたことは…。
「最近、もこちゃんにとってショックなことなかった?」
ってことです。

雷や花火などの時に震えているのは、原因がはっきりしているので特に気にしてなかったのですが、最近は何もないときにも震えている…これはストレスではないと勝手に決めつけていた私ですが…。
「過去のストレスを引きずっている」
という可能性もあるそうです。

確かに数か月前…ペンションに連れて行った時に、あまり好きではないドックランで遊ばせた際…
ペンションの看板犬のニューファウンドランド(大きい熊みたいな真っ黒い犬)がひどくじゃれあってきました。それも二匹💦
「遊ぼ遊ぼー!」ってやってきたので私たちは特に気にせず笑って眺めていたのですが、トリマーさんが言われるには
「もこちゃんにとってはすごく怖い体験だったかも」
とのこと。

反省しました…。
今回の震えの原因がこれだとは限りませんが、たしかにもこの3倍くらいの大きさの犬が走って寄ってきたら…もこは怖いですよね。犬好きの自分は犬同士が遊んでるようにしか見えてなかったけど、もこの気持ちを考えるべきでした…。もしかしてトラウマになったかも…。

犬が震える原因はストレス化もしれない


→ストレスで震えている場合は抱っこしてあげるなど、愛犬を安心させてあげてください。
 また、常に犬の目線で状況を判断し、トラウマになるような経験は避けるようにしましょう。

ストレスの原因を取り除く努力をし、それでも長引いて震えているようであれば病院で相談してみたほうがいいかもしれません。

犬が震える理由3 中毒症状

犬が食べてはダメな物
・ネギ
・チョコレート
・ニラ
などを食べてしまった、もしくは飼い主さんも気付いていないお散歩での拾い食いが原因で中毒症状を起こし、震える場合があるそうです。
しかしそのような場合は震えと共に、嘔吐や下痢も起こっていると思われます。

あきらかに食べてはいけない食品を食べた場合、嘔吐や下痢が起こっている場合は一刻も早く病院に連れて行きましょう。

犬が震える理由4 病気


我が家が一番心配したのは、やはり病気です。
ネットで調べると、
・てんかん
・内臓疾患
・ホルモン異常
・糖尿病
・脳障害
・椎間板ヘルニア
などなど、怖い言葉が沢山出てきます💦

震え以外はいたって元気だったので急病ではないと思ってはいたのですが、ちょうどフェラリアの検査をする5月のタイミングだったので一緒に診てもらうことにしました。

最初に獣医さんに相談したとき、まず確認されたのは
1.食欲はありますか?
2.元気がなくなったりしていますか?

ということでした。

もこの場合は食欲も元気もありました。
獣医さんが体を念入りに触って調べてくれ、特にヘルニア等痛みがあるわけでもないようでした。
その結果、血液検査で一通りの数値を見てみようという事になりました。

他の病気の可能性としては…。
脳障害やホルモン異常の場合、明らかに震え以外の症状が出るそうで、震え以外元気に普段通りに生活できている場合、可能性は低いそうです。

血液検査の結果、血糖値も正常で、震えの原因になるような異常値は見当たりませんでした。
ただ、もこの場合は高齢という事もありちょっとだけ肝臓の数値が高いようで、体全体を定期的に見ていった方がいいという事で、今後半年に一回くらいの間隔で血液検査をして頂くことになりました。

震えと同時に
 食欲がない
 元気が無い
 呼吸が荒くなって

など普段と違う症状がある場合は、早めに病院に行きましょう。

また、震えが痙攣に進行してしまうようであればてんかん発作の可能性もあるので、私だったら即座に病院に連れて行きます。

犬が震える原因として考えられる病気

犬が震える理由4 筋力の低下

検査をした結果、獣医さんの見解としては、
高齢による筋力の低下
でした…。

重要な病気ではないという事で安心はしましたが、やはり震えだしたのは11歳くらい。
まだまだ元気と思ってましたが、筋力の低下というのが一番しっくりくる原因ではありました。
原因がわかれば何か対処したいところですが、無理せず、もこが楽しめる運動をするのが一番なようです。
実際、階段を上ることを嫌がるようになってきました。そんな時も、運動になるから…とか、訓練だ…とか言って無理にさせることはせず、抱っこして上がるようにしました。(ちょっと重いけど)

逆に、老犬セミナーで聞いた「砂浜は足腰の運動になる!」というのは本当にありがたくて…。
砂浜は足が埋もれがちで歩きにくく、筋肉を使うことで体幹が鍛えられるそうで、絶好のお散歩場所なんだそうです。

犬の筋力の低下を予防する運動


海で砂浜を走るのが大好きなもこは、特に苦になる様子はなく楽しく訓練できております♪
というように、もこが楽しめる範囲での運動を欠かさないことで、これ以上の筋力低下を抑える努力をしていこうと思っております。

筋力の低下以外に、痛みや体重の減少など心配な場合もあります。
一度病院で診てもらい、痛み止めのお薬や対処法など相談された方がいいかと思います。

犬が震える原因のまとめ

愛犬にいつもと違った様子がみられると、心配になってしまいますよね。
急を要するようであれば即座に病院に行くことをお勧めしますが、様子を見て大丈夫かなと思った場合は我が家ではフェラリアや予防接種の為病院へ行った際に、獣医さんに相談することにしています。
その際は、なるべく詳しく説明できるように普段から観察しておくようにしましょう。

例えば震える件に関して相談する場合は

・いつから震えるようになったのか
・どのようなタイミングで震えているのか
・その震えるタイミングに共通点はあるのか
・食欲はあるのか
・元気はあるのか
・排便や排尿はいつも通りか。

いつも震えているわけではない子は、病院では震えが止まっている場合も考えられます。
症状を正確に伝えられるよう、震える様子の動画を撮って、どの辺が特に震えているのかなど獣医さんにわかって頂ければ更に詳しい原因が分かるかもしれません。

獣医さんに震える様子を詳しく説明しましょう