愛犬のお腹に赤い大きめのできものを見つけたので、獣医さんに聞いてみました。

犬のできもの 犬と暮らす…気になるあれこれ

ある日、10歳の愛犬「もこ」のお腹に、1cmくらいの赤いできものを発見しました。
しこり?何?もしかして…ガン?
相当焦った私は、次の日に動物病院へ行き、獣医さんに診て頂きました。

結果は…今のところ心配ないとのこと。
もしこれがどんどん大きくなったりするようであれば、もう一度見せてください。
という事でした。


本当に本当にホッとしたのですが、では、心配があるできものと心配ないできもの、何が違うのでしょうか。その時獣医さんに聞いた内容と、「犬のための家庭の医学」で調べた内容を解説します。

犬の皮膚に出来るできもの

小さなプツプツやかさぶた

湿疹やニキビのような、皮膚の表面に出来る小さなプツプツは、皮膚炎が考えられます。
命にかかわるような病気ではないと思われますが、特に犬がかゆがっている場合等は、病院へ相談してみてください。

大きめの丸いできもの(良性)

表皮嚢胞

皮膚の下に袋状の脳腫ができる良性のできもので、高齢で多く発生します。放っておくと大きくなり破裂することもあります。

脂肪腫

脂肪細胞が増殖してしこりがでいる良性の腫瘍。高齢のメスに発生率が多いようで、体のあちこちにできます。

組織球腫

丸く膨らむ良性の腫瘍。若い犬に多く発生しほとんどが自然になくなりますが、大きくなるようだったら切除が必要な場合もあります。

毛包腫瘍

固いこぶのようなものが皮膚に出来、炎症を起こす場合があります。

できものができたら、まずは診察してもらいましょう

このように、犬にできものが出来たといっても、良性の事が多いので慌てる必要はありません。
ただし、大きくなり続けたり、ちょっと固い場合は検査が必要だったりと、必ず獣医さんに診て頂いて判断することが大切です。自分の判断で放っておいて大変なことにならないように、気になるできものは早期に発見して、まずは診てもらいましょう。
固くなるようだったり、これ以上大きくなるようであれば、内部の組織を取って検査をする必要があるとのことでした。

我が家のもこの場合、触った感じでまずは心配ないと判断して頂きましたが、正直私が触っても、何が心配で何が心配じゃないのか分かりません。
実際にそのように心配ないと判断されて、もう2年ほど経ちます。
大きくも小さくもならず、現状維持のまま、もこは何も変わらず元気に生活しております。
ただ、フェラリアの検査や予防接種の際には必ずそのできものもチェックしてもらい、心配ないとの診断を頂いて安心しています。

まとめ

どんな病気も早期発見が愛犬の為には大切です。
日頃から、異常に同じところをかゆがっていないか、舐めようとしていないか等の観察が必要です。
毛の長い犬のできものは見つけにくいと思いがちですが、スキンシップやブラッシングで早期に発見することができます。
ひどくなってからの治療は愛犬にとっても苦痛です。
早いうちに発見し、自分で判断することは決してせず、獣医さんに見てもらうようにしましょう。