「ライオン・ドッグ」という異名があるほどの、堂々とした風格がある小型犬です。

ペキニーズってどんな犬?

ペキニーズの歴史
秦の始皇帝をはじめ中国の皇帝に代々飼われ、魔除けになるとして門外不出の犬として大切に育てれらてきました。
かなり古い犬種で、パグやシーズー、チンなどのルーツになった犬種です。

特徴
ふさふさと広がっているライオンのようなたてがみが特徴です。
小型ですがしっかりとした体格で、筋肉も発達しており、粗くまっすぐな長毛に覆われています。
左右にやや離れた目とぺちゃんこの鼻も特徴で、ユーモアのあるかわいらしい外見が人気です。

性格
猫のように気まぐれでマイペースな性格と言われています。
小さな体ですが、勇敢で大胆でもあり、頑固でプライドが高いため、しつけに時間がかかるタイプです。
飼い主には優しく愛情深いので、しっかりとコミュニケーションをとって信頼関係を築いてから、トレーニングをしていきましょう。

ペキニーズの値段は?
25万円~35万円
ペットショップでは、たまに見かける程度。
ペキニーズのブリーダーさんはこちら
頑固なところがあり難しい犬種ですので、信頼できるブリーダーさんを探して相談しながら飼うと良いでしょう。

ペキニーズはどのくらいの大きさになる?
体重:3~7kg
体高:20cm前後
毛色はいろいろですが、子犬のころと成犬になってからはそんなに変わることはありません。

ペキニーズの寿命は?
12~15年
ペキニーズのお手入れは?
健康管理
運動は室内で遊びまわる程度でたりますが、気分転換や日光浴を兼ねて、朝夕2回、10分程度の散歩に連れて行きます。
歳をとるにつれて動くのがおっくうになり、いつも寝そべっているようになるので、運動不足を解消するために定期的な散歩は続けた方がよさそうです。
ただし、椎間板ヘルニアになりやすいので、激しい運動や高い場所からの転落に気を付けます。
鼻が詰まっている犬種ですので、寒さには強いのですが暑さには弱いです。真夏はエアコンで快適な温度を保ちましょう。
また、太りやすい体質ですので食事の管理は大切です。運動をあまり好まないので、肥満にならないために食事の量については常に気を付けます。

お手入れ
美しい特徴の長い毛は毎日ブラッシングして、ほつれを取り除き毛玉ができないように整えます。
月に1~2回のシャンプーと定期的なトリミングも必要です。
また、毎日のブラッシングの際には、眼の下のシワや鼻の周囲も拭いて清潔にしておきましょう。

ペキニーズの育て方
大変マイペースな性格ですので、犬のペースを尊重して気長に付き合うことが大切です。
訓練性能がきわめて低いので、しつけには時間がかかります。
トイレのしつけ以外は、あせらずにゆっくりと教えていきましょう。きつく叱ったりしてしつけるのは厳禁です。
飼い主がリーダーシップをとって信頼関係を築いておけば、あまり無理強いしない方が素直に育つようです。
人なつこいですが気まぐれですので、甘えて抱っこされたがったり、そうかと思えば神経質になって吠えたりする、わがままな面があります。
そういう難しい性格と、愛嬌のある容姿が魅力的だと理解して育てましょう。

- 山と渓谷社 『犬のための家庭の医学』
- 主婦の友社 『飼い主のための犬種図鑑ベスト185』
- 西東社 『子犬の選び方・飼い方図鑑』
- 主婦の友社 『子犬の選び方・飼い方』
- 日東書院 『人気の犬種図鑑174』
- 新星出版社 『世界の犬カタログ』
- 日本文芸社 『犬のベストカタログ』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「トイレ上手になる」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「留守番上手になる」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「吠えグセ解消」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「かみグセ解消」編』
- 緑書房 中西典子著 『犬とのよりそイズム』