しつけやすく陽気で人なつこいので、理想的な室内犬として不動の人気です。ちょっと離れた目が特徴的で、そのキュートさが大人気です。シーズーは毛の色・カットの仕方・お顔の特徴などによって本当に個性的です。ここでは、いろんなシーズーのかわいい画像と共に、10冊以上の本を要約した、シーズーの性格・飼い方・値段・お手入れ方法等について解説いたします。

シーズーってどんな犬?

歴史
中国の王宮で飼育されていたラサ・アプソとペキニーズを交配して作られたといわれる愛玩犬。
日本には昭和30年代末に紹介され、1990年には大人気となり、今でも室内犬として高い人気を保っています。

シーズーの特徴
ぺちゃんこの鼻と離れた目がチャームポイントで、喜怒哀楽の表現が豊かで私たちを楽しませてくれます。
伸ばし続けると地面につくほどの長い被毛が密生しており、下毛も豊富。
一般的な家庭犬としては被毛を短くカットしますが、ショードッグは長く伸ばし、その美しい被毛がシーズーの魅力を引き立てます。

シーズーの性格
人間に対して友好的で信頼度が高く、明るく陽気で快活な性格です。
理解力があるので小型犬としては比較的しつけがしやすく、ムダ吠えやイタズラは少ない方です。
やや頑固な面もありますが、飼い主さんと家族が大好きだし、人なつこいので知らない人にもフレンドリーに接します。

ペットショップには時々いる程度。
ブリーダーさんは全国にいらっしゃるようです。→ みんなのブリーダー(シーズー)
シーズーの飼い方
寿命は平均 13~14年。
しっかりと健康に寿命を全うできるよう、管理とお手入れをしてあげましょう。
シーズーの健康管理
比較的丈夫な犬ですが、高温多湿が苦手です。エアコンを入れて快適な室温を保ちます。
目が大きいので、角膜炎、逆さまつげ、涙焼けなどにも注意です。
被毛が目に入らないように、目の上の毛が伸びてきたらちょんまげにしてあげましょう。
小柄ですが活発なので、室内でたっぷり遊ばせるほか、朝夕2回各20ふんほどの散歩に連れていき、日光浴やストレス解消をします。
食欲が旺盛で肥満になりやすいので、適度な運動とともに食事管理が必要です。

お手入れ
被毛は長い場合も短くカットした場合も、細くて毛玉になりやすいので、毎日のブラッシングが必要です。
シャンプーは10日~2週間に一度。定期的なトリミングも必要です。
涙や目やに、鼻の周りなどこまめに拭いてあげましょう。

比較的毛が抜けにくいので、アレルギーが心配な方にも安心です。
その他の毛が抜けにくい犬種はこちらです。
シーズーの育て方
やや頑固な面があるので、甘やかすとわがままになったり噛み癖がついたりします。
利口で理解力があるのでしつけはしやすいのですが、すぐに飽きてしまうので繰り返しトレーニングすることが大切です。
かと言って長時間するのは逆効果なので、1日15分程度、子犬のころから根気よく毎日トレーニングします。
しつけをすれば、陽気で明るく愛情深いイヌなので、一緒に楽しく穏やかに暮らせるでしょう。

参考文献
- 山と渓谷社 『犬のための家庭の医学』
- 主婦の友社 『飼い主のための犬種図鑑ベスト185』
- 西東社 『子犬の選び方・飼い方図鑑』
- 主婦の友社 『子犬の選び方・飼い方』
- 日東書院 『人気の犬種図鑑174』
- 新星出版社 『世界の犬カタログ』
- 日本文芸社 『犬のベストカタログ』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「トイレ上手になる」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「留守番上手になる」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「吠えグセ解消」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「かみグセ解消」編』
- 緑書房 中西典子著 『犬とのよりそイズム』