小型のコリーとして大人気な、元牧羊犬です。シェルティーとも呼ばれています。明るくて優しい性格が魅力です。
大変良く似た犬種に「ラフ・コリー」がいますが、かなり大きさが違い、ラフ・コリーは大型犬、シェットランドシープドッグは中型犬に分類されます。ただ、毛並みや顔は相当似ているので、二匹が並ぶと親子のようです。

シェットランドシープドッグの歴史
もともとはノルウェーとスコットランドの間の北海に浮かぶシェットランド諸島で、牧羊犬として家畜の群れをコントロール指定な犬種が祖先犬です。

特徴
ラフ・コリーを小さくした容姿で、均整の取れた優美なスタイル、鼻筋が通った整った顔立ちが特徴です。
首周りや胸、しっぽのふわふわで豊かな飾り毛がキュート。
荒く長い直毛の上毛と、やわらかい下毛のダブルコート。
小さくてすばしっこく、とても丈夫です。

性格
もと牧羊犬なので、精力的に走り回り、明るく元気で遊び好きです。
その一方、吠えたり噛んだりする傾向があります。
飼い主や家族には従順で我慢強く子供にも優しいですが、繊細な面もあるので、知らない人には警戒心を抱いて吠えることも。警戒して吠える分にはいいのですが、無駄吠えも少なくありません。
ただ、明朗で従順な性格ですので、訓練はとてもしやすいです。
理解力と知性がすぐれているので、無駄吠えは丁寧にしつけることで解決できるでしょう。
飼い主のことをよく聞き、しつけもしやすく、お行儀も良い犬種です。

シェットランドシープドッグの値段は?
15万円~30万円
ペットショップではたまに見かける程度
ブリーダーさんはこちら

シェットランドシープドッグはどのくらいの大きさになる?
体重 8~12kg
体高 33~41cm

シェットランドシープドッグの寿命は?
平均 12~15年

シェットランドシープドッグのお手入れは?
健康管理
牧羊犬の性質が残っているので、小柄ですが運動量はかなり必要です。
朝夕2回、各30分ほどのお散歩や自由運動、ボール遊びなどでストレスを発散させてあげましょう。
肥満になりやすい体質ですので、食事はドッグフードのみにして、おやつは与えないようにします。

お手入れ
美しい被毛を保つために、毎日ブラッシングをします。
換毛期には抜け毛が多いので、念入りにブラッシングして死毛を取り除き、皮膚病を予防します。
首輪をしていると首周りの美しい飾り毛を痛めてしまうので、家にいるときは外しておきましょう。
暑さや湿気に弱いので、梅雨や夏は温度管理をして快適に過ごせるように注意します。

シェットランドシープドッグの育て方
従順で物覚えがよくしつけがしやすいので、家庭犬としては大変飼いやすい犬種です。
一方、夜中の物音や人影に強い警戒心を抱いて吠える傾向があります。
子犬のころに家族以外の人や他の犬と触れ合い社会性を養うことで、神経質になりすぎず、警戒心を抱きすぎることもなくなります。
長い間お留守番をさせると精神的に不安定になるので、なるべく一緒にいてあげましょう。
活発ですから、アジリティなどのドッグスポーツを一緒に楽しむと、愛犬も喜びます。
上品な走り方で、障害物を軽く飛び越すジャンプ力もあるので、素晴らしい成果を出すかもしれません。
