ヨークシャテリア(ヨーキー)ってどんな犬?かわいい画像満載!ヨーキーの性格と飼い方

小型犬

日本では早くから室内で飼われていた小型犬で、まん丸のおめめとゴージャスな色の毛がとにかく可愛い、文句なしの容姿です。

ヨークシャテリアはよく吠えているイメージがあるかもしれませんが、体が小さい為恐怖心・警戒心が強くなり、それが原因で吠えている場合が多いようです。ですので、吠えている相手は家族以外の知らない人であり、小さいうちに社会性を身に付けておけば家族以外も警戒しない子になれる可能性も。

人間社会で暮らしていくために必要なトレーニングをして信頼関係を築けば、しっかりとそれに答えてくれ、一緒に楽しく暮らせるパートナーとなるでしょう。

ヨークシャテリア(ヨーキー)ってどんな犬?

ヨークシャーテリアってどんな犬?

「動く宝石」と呼ばれる華麗で美しい愛玩犬。活発で気が強く、無駄吠え、咬みグセがかなりあります。

ヨークシャテリア(ヨーキー)早わかり表

歴史

19世紀の中ごろ、イギリスのヨークシャー地方の工業地帯で紡績工たちによってネズミを捕るために作られました。

当時はもう少し大きかったのですが改良化して小型化され、その美しい高貴な姿のため、愛玩犬として人気になりました。

ヨークシャーテリアの特徴

チワワに次ぐ小型の犬種です。
被毛は、光沢のある錦糸状のまっすぐなシングルコート。

ヨークシャテリアには毛色の種類というものがありません。
「ダーク・スチール・ブルー」という青みがかった黒色がスタンダードで、茶褐色と組み合わさった複雑な光沢をもちます。
毛色の種類はありませんが、この黒色と茶褐色の組み合わせの具合で、個性が見えるようです。

幼犬のころは鼻と足の周り以外は真黒ですが、成長するにつれてゴールドのような色が増えてきます。その後歳を重ねていくとシルバー部分が増えてきたり、タンがゴールドに変化します。
このようにヨークシャテリアは一生のうちで7回ほど毛色が変わると言われており、「動く宝石」と呼ばれています。

ヨークシャテリア(ヨーキー)の特徴

ヨークシャーテリアの性格

活発で気が強く、無駄吠えや噛み癖を持つ性質です。
プライドが高く頑固で自己主張が強いため、扱いにくい部分もあります。
ですので、小さいうちにいろんな人と接したり、お散歩やドッグランで他の犬と触れ合う機会を多く作ったりして社会性を身に付けることが大切です。

社会性を身に付けて飼い主さんとの信頼関係を築けば、ヨークシャテリアは賢く愛らしいので、常に一緒に幸せな時間が過ごせます。
飼い主さんが大好きでいつもそばにいたがるタイプが多い犬種ですので、ソファでくつろいでると膝に乗ってきたりそのままお昼寝してしまったり…可愛さ満載です。
小さいのでキャリーバッグやカートを使えばいろんな場所にお出かけも可能です。

ヨークシャテリア(ヨーキー)の性格

お年寄りとの相性は?

小さくて飼いやすそうですので、お年寄りとの相性も良いように思われがちですが、警戒心がとても強い犬種ですのでお世話が大変な場合も考えられます。
小さいうちに社会性を身に付けるトレーニング等が出来る環境であれば大丈夫でしょう。

子どもとの相性は?

繊細な面がありますので、子どものとっさの動きや大きな声に敏感になってしまう事があります。
また、ヨークシャテリア自体が華奢ですので、子どもが手荒く扱うと怪我をしてしまうことも心配です。
子どもと一緒に暮らし始める際は、そばで大人が見守り、徐々にお互いを慣らせてあげることが大切です。

お留守番は得意?

甘えん坊でさみしがりやな上に警戒心が強いので、長時間の留守番や、知らない場所でのお泊りなどは、ストレスで体調をくずしてしまう場合もあるようです。
とはいえ、とても賢い犬種ですので、トレーニングすればお留守番も上手にできるようになります。
家に迎えてしばらくは一緒にいて信頼関係を築き、その後徐々にお留守番に慣れさせていき、休日はたっぷりと一緒にいる時間を作って甘えさせてあげましょう。

ヨークシャテリア お留守番

ヨークシャー・テリア(ヨーキー)の値段は?

20万円~40万円
ペットショップには時々いる程度。

ブリーダーさんは全国にいらっしゃいます。→ みんなのブリーダー(ヨークシャテリア)

子犬の選び方

ヨークシャテリアに限らず、迎える子はその性格がその家族にあっているか、しっかりと選ぶ必要があります。
ペットショップでは、他の子と同じケージに入っている場合はその遊び方で何となく性格が分かりますし、ブリーダーさんで選ぶ場合はお母さんやお父さんの様子を見て、どのような血を受け継いでるのか、大人になった姿を何となく想像することができます。


どこから迎えるのがいいかは、それぞれメリットやデメリットがあります。
こちらの記事で詳しく説明しておりますので参考にしてください。

ヨークシャー・テリア(ヨーキー)の飼い方

寿命は 平均13歳から16歳
体重 2~3kg、体高 20cm前後まで成長します。
大人になっても大変小さくて軽く、楽々抱っこできるサイズです。小さいからこその健康管理・お手入れ方法など、飼う前に把握しておいてください。

ヨークシャテリア(ヨーキー)の大きさ

ヨークシャーテリアの健康管理

小柄で骨が細いため、骨折や脱臼に気を付けます。

ソファやベッドなど高いところには登らせないようにし、フローリングは滑らないようにカーペット等で対策します。

室内や庭で遊ばせる程度で運動量は足りるのですが、お天気の良い日には短時間のお散歩に連れて行くと日光浴にもストレス解消にもなります。

美しい毛並みを保つには、栄養のバランスが大切です。

ヨークシャテリア(ヨーキー)の健康管理

ヨークシャーテリアのお手入れ

シルクのように長く被毛を伸ばす場合は毛玉になりやすいため、毎日丁寧なブラッシングが必要です。普段はリボンで巻いて保護しておきます。

ブラッシングを怠ると、すぐに毛玉ができてしまい、皮膚炎などの原因になってしまいます。

家庭犬の場合は短くカットするとまた違った顔立ちがとてもキュートですし、お手入れも楽になります。

毛が抜けにくい犬種ですので、アレルギーが心配な方にも比較的安心です。

シャンプーは2週間に1回程度。
シャンプー後にはしっかりとタオルで水けを拭き取り、ドライヤーで乾かしてあげましょう。
生乾きで放置すると、皮膚に雑菌が繁殖してトラブルの原因となります。
ただ、ヨークシャテリアの場合は被毛が繊細なので、プロに頼んだり、ケアの仕方を教えてもらった方がいいかもしれません。

1週間に一回以上は目や顔の周りのお手入れもしてあげましょう。

ヨークシャテリア(ヨーキー)のお手入れ

その他の毛が抜けにくい犬種はこちらです。

ヨークシャー・テリア育て方のまとめ

こう見えても、テリアのキャラクターを持ったイヌなので、負けん気が強く、活発です。

人見知りが激しいので、子犬のころにしっかりとお母さんと過ごした後は、家族以外の人や他の犬となれさせて社会性を養います。

さみしがりやなので、長時間ひとりぼっちにすると、ストレスで無駄吠えをしたりイタズラをすることも。

子供や他のペットとも仲良くできますが、興奮しやすい性格なので、子供との遊びでつい咬んでしまうことがあります。逆に、ヨークシャテリアの細い体を子どもが手荒に扱って、怪我をしてしまう場合も。
注意して遊ばせましょう。

ヨークシャテリア(ヨーキー)の育て方

参考文献

  • 山と渓谷社 『犬のための家庭の医学』
  • 主婦の友社 『飼い主のための犬種図鑑ベスト185』
  • 西東社 『子犬の選び方・飼い方図鑑』
  • 主婦の友社 『子犬の選び方・飼い方』
  • 日東書院 『人気の犬種図鑑174』
  • 新星出版社 『世界の犬カタログ』
  • 日本文芸社 『犬のベストカタログ』
  • 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「トイレ上手になる」編』
  • 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「留守番上手になる」編』
  • 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「吠えグセ解消」編』
  • 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「かみグセ解消」編』
  • 緑書房 中西典子著 『犬とのよりそイズム』