ビロードのような美しい被毛が特徴の、ドイツ最古の鳥猟犬です。
ちょっと怖い顔付きですが、こう見えて人懐っこく従順なので、しっかりと訓練すれば素晴らしい家族になれる犬種です。

ワイマラナーってどんな犬?

ワイマラナーの歴史
1830年代にドイツのワイマール宮殿で飼育され、貴族たちに育てられていました。
猟犬として作り出された犬種ですが、改良が重ねられて現在の姿になり、救助犬や介護犬、警察官として活躍しています。

特徴
まるでビロードのコートをまとったような上品な被毛と、筋肉質の引き締まったボディが特徴です。
嗅覚、スピード、知性など能力のバランスが良く、猟犬に必要とされるすべての才能を持ち合わせています。
毛の長さによって、ショートヘアードとロングヘアードの2タイプがいます。

性格
好奇心旺盛で活動的。温厚で甘えん坊です。
飼い主といつも一緒にいたがるので、トレーニングも家族と一緒に過ごせる楽しさで乗り切れるでしょう。
学習能力も高いのでしつけに苦労することはないと思いますが、いたずらが大好きですので対策が必要です。イタズラされて困るものは愛犬が届く場所には置かず、その代わりに専用のおもちゃをたくさん与えて、お気に入りを作っておきましょう。

ワイマラナーの値段は?
40万円前後
ペットショップではめったに見かけません。
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ワイマラナーはどのくらいの大きさになる?
体重:オス 28kg前後 メス 25kg前後
体高:オス 61~70cm メス 56~65cm

ワイマラナーの寿命は?
平均12~13年
ワイマラナーのお手入れは?
健康管理
運動不足でストレスがたまると、攻撃的になることがあります。
朝夕2回、各1時間はたっぷりと運動をさせる必要があります。のんびり歩くことが苦手な犬種ですので、ジョギングや自転車で一緒に走るのが良いでしょう。
ショートヘアードタイプは、日本の寒さに弱いため屋外飼育はできません。
暑さには強いのですが、日焼けにより被毛が褐色になることがあります。

お手入れ
被毛の手入れは、固く絞った布で拭き、時々ブラッシングする程度で大丈夫です。
毛はあまり抜けませんが、運動した後にブラッシングすることで被毛の美しさが保てます。
垂れ耳ですので、耳の中の掃除をまめにします。

ワイマラナーの育て方
甘えん坊でさみしがりやですので、家族とのコミュニケーションをたっぷりとらないと神経質な犬になってしまいます。
大型の猟犬ですので、子犬のころからのしつけは必須です。
家族以外の人や他の犬と触れ合う機会を多く作り、社会性を養い、しっかりとトレーニングをしましょう。

- 山と渓谷社 『犬のための家庭の医学』
- 主婦の友社 『飼い主のための犬種図鑑ベスト185』
- 西東社 『子犬の選び方・飼い方図鑑』
- 主婦の友社 『子犬の選び方・飼い方』
- 日東書院 『人気の犬種図鑑174』
- 新星出版社 『世界の犬カタログ』
- 日本文芸社 『犬のベストカタログ』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「トイレ上手になる」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「留守番上手になる」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「吠えグセ解消」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「かみグセ解消」編』
- 緑書房 中西典子著 『犬とのよりそイズム』