四角い体に大きな顔、困ったような顔面がキュートで性格も陽気でマイぺース、おまけに甘えん坊の飼いやすい犬です。
ただし、パグのような短頭種は体温調節が苦手な為夏場の熱中症対策が重要だったり、特徴であるシワのお手入れが重要だったりと、病気やお手入れも飼う前に把握しておく必要があります。
ここでは、10冊以上の犬関連書籍を要約し、パグの特徴・性格・飼い方・健康管理について解説します。また、個性あふれるパグの画像もたくさん掲載しておりますのでお楽しみください。

パグってどんな犬?

歴史
中国で古くから買われていた愛玩犬で、ペキニーズと同じ祖先をもつといわれています。
17世紀にヨーロッパに渡り、貴族や王族の間で人気があった犬種です。

パグの特徴
体のわりに頭が大きく、額にきざまれたしわ、真黒な顔、つぶれたような口元が特徴的です。体は筋肉が発達しており、バランスが良くて丈夫で環境に対する順応力もあります。
光沢のある短毛に覆われ、色は、シルバー・アプリコット・ブラックなど。なめらかな手触りです。
パグの性格
頑固で自尊心が強い面もありますが、明るく大胆でおとなしく、天真爛漫です。
甘えん坊で愛情深く、子供たちとも仲良くできるマイペースで辛抱強い性格です。

パグのパグの値段は?ブリーダーさんは?
12万円~25万円
ペットショップではよく見かけます。
ブリーダーさんも全国にいらっしゃいます。→ みんなのブリーダー(パグ)
パグはどのくらいの大きさになる?
6.3~8.1kg 体高20~25cm

パグの寿命は?
平均 12歳から15歳
パグの飼い方
パグが元気にストレスなく暮らすための、健康管理やお手入れ方法です。愛犬を飼うにあたって大変重要な部分ですので、しっかりと把握してあげてください。
健康管理は?
朝夕2回、20分ずつ程度のお散歩に連れていきます。そのほか広い場所でボール遊びなど自由に遊ばせて運動させましょう。
体が濡れた時は水分をよく拭き取り、特にしわとしわの間はよく拭いてあげ、皮膚病にならないように気を付けます。
太りやすいので運動をよくさせ、食べ過ぎないように注意が必要です。
マズルが短く暑さに弱いので、夏は温度管理をしっかりとして熱中症を予防し、お散歩も必ず涼しい時間帯に連れて行くようにします。
目の病気が多いので、涙や目やにの状態をチェックし、異常があれば病院へ連れていきましょう。

お手入れは?
短毛ですが抜け毛が多いので、週2~3回はブラッシングをしてあげます。
硬く絞った布で額のしわの中までこまめに拭いて清潔を保ち、乾燥させて、皮膚病にならないように気を付ける必要があります。
パグの育て方
無駄吠えや噛み癖もなく、天真爛漫な飼いやすい犬ですが、頑固な面もあるのでしつけには少し時間がかかります。根気よくほめて教えるのがコツです。
しつけはくれぐれもお互い無理にない程度にし、決して叩いたり叱ったりなどの方法はやめましょう。
頑固な性格が余計意固地になり、飼い主さんとの信頼関係がなくなってしまいます。
大げさに喜んだりほめたりしながら、楽しくトレーニングを行ってください。

参考文献
- 山と渓谷社 『犬のための家庭の医学』
- 主婦の友社 『飼い主のための犬種図鑑ベスト185』
- 西東社 『子犬の選び方・飼い方図鑑』
- 主婦の友社 『子犬の選び方・飼い方』
- 日東書院 『人気の犬種図鑑174』
- 新星出版社 『世界の犬カタログ』
- 日本文芸社 『犬のベストカタログ』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「トイレ上手になる」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「留守番上手になる」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「吠えグセ解消」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「かみグセ解消」編』
- 緑書房 中西典子著 『犬とのよりそイズム』