犬を飼いたい!と思ったとき、一度は小さくてかわいいチワワが候補に入るのではないでしょうか?
数年前にテレビCMで一躍有名になり、今でも大人気な世界でいちばん小さな犬です。
大きなくりくりとした目が愛らしく、マイペースな性格でお留守番も上手。マンションなどでも買いやすいため、とても人気です。
こちらの記事では、チワワの飼い方やお手入れの方法を詳しく説明いたします。

チワワってどんな犬?

チワワの歴史
9世紀にメキシコ・インディアンが飼っていたテチチという小型犬が祖先と言われています。
1850年にメキシコのチワワ州で発見された小型犬がアメリカで改良され、現在の方な超小型犬になりました。

チワワの特徴
体重が1kgにも満たない子もいる超小型犬です。
体は小さいですがよく引き締まり、筋肉質で丈夫です。
光沢のある柔らかな短毛のスムース・コートと、まっすぐかウェーブのかかった錦糸状の長毛のロング・コートの2タイプいます。
毛の長さは2種類
・スムースコート
つるつるとした毛触りで、つやつやの光沢があります。

・ロングコート
ロングコートの中にも、ふさふさとした子や、短い毛の子もいます。

カラーはさまざま
色は代表して下記の3つがあげられますが、このほかにもさまざまなカラーが誕生しています。
・白色に黒色や茶色のブチがはいっているパーティーカラー


・チョコレート色の毛色がベースで黄褐色(タン)が入っているチョコタン

・黒色をベースに黄褐色(タン)が入っているブラックタン

チワワの性格
スムース・コートもロング・コートも性格はよく似ています。
明るく快活で元気いっぱい。
好奇心が強く勇敢で、飼い主さんには忠実で、深い愛情を注いでくれます。
マイペースで自立心が強く、ひとりぼっちにしてもストレスがかからないので、成犬になればお留守番も上手にできます。
警戒心が強く、見知らぬ人には用心深く接する一面もあります。

お年寄りとの相性は?
小さくて可愛い犬種ですので、お年寄りにぴったりと思われがちですが…。
チワワは元気で活発です。運動不足がストレスになって、吠えの原因になることもあります。
しっかりとした運動をさせてあげられない環境であれば、ふさわしくないでしょう。
子どもとの相性は?
繊細な面があるので、子どもの突発的な動きや大きな声に怯える子もいるようです。
子どもと生活する際は、そのようなチワワの性質を子どもにも教え、また、細い体の作りをしたチワワを、遊んでる際につい手荒に扱って怪我をさせるようなことが無いよう、大人が見守りましょう。
留守番は得意?
チワワは自立した性格を持っているので、留守番も苦手ではありません。
とても賢いので、しっかりトレーニングをすればお利口さんに留守番をしてくれるでしょう。
ただし、どの犬種も共通ですが、飼い主さんとの信頼関係、愛情があって成り立つお留守番です。
お休みの日は十分に一緒にいる時間を作り、愛犬を安心させてあげましょう。
チワワの値段は?ブリーダーさんは?
10万円~30万円
ペットショップでよく見かけます。
ブリーダーさんは全国にいらっしゃいます。→ みんなのブリーダー(チワワ)

子犬の選び方
ヨークシャテリアに限らず、迎える子はその性格がその家族にあっているか、しっかりと選ぶ必要があります。
ペットショップでは、他の子と同じケージに入っている場合はその遊び方で何となく性格が分かりますし、ブリーダーさんで選ぶ場合はお母さんやお父さんの様子を見て、どのような血を受け継いでるのか、大人になった姿を何となく想像することができます。

どこから迎えるのがいいかは、それぞれメリットやデメリットがあります。
こちらの記事で詳しく説明しておりますので参考にしてください。
チワワはどのくらいの大きさになる?
体重:0.5~2.7kg
体高:12~20cm

チワワの寿命は?
平均 12~20年

チワワの健康管理・お手入れは?
健康管理
室内で遊ばせるだけで運動量は十分ですが、日光浴をかねた短時間のお散歩に連れていきましょう。
寒さに弱いので、室温を25度程度に保ち、冬は寝床にペットヒーターを置いたり洋服を着せてあげたりして温かくしてあげます。
成犬になっても頭のてっぺんの骨が完全にくっついていない子が多いようです。心配はいらなのですが、衝撃に弱いので頭をぶつけないように注意してあげましょう。もちろん、頭をこつんと叩いたりは絶対にしないでください。
体が小さく骨が細いため、家の中でも骨折や脱臼に注意して、段差から飛び降りたりしないよう、またフローリングで滑ったりしないよう対策しましょう。

お手入れ
スムースもロングも、毎日ブラッシングして皮膚疾患を予防することが必要です。
スムースタイプは獣毛ブラシで軽くとかすか、硬く絞った布で拭いてあげます。
ロングのタイプはスリッカーブラシで下毛を入念にとかし、抜け毛を取り除きます。
シャンプーは2週間に1回程度。
シャンプー後はしっかりとドライヤーで乾かしてあげましょう。
生乾きで放置すると皮膚に雑菌が繁殖して、皮膚トラブルの原因となる場合があります。
ある程度乾いたら、ブラシで優しくとかしながら体中の毛を整えてあげましょう。

チワワの育て方 まとめ
散歩や食事の量が少なくて済むため、年配の方や忙しい方にも飼いやすい犬種です。また、お留守番も上手なので一人暮らしの方にも飼いやすいでしょう。
小柄ですが気が強く、わがままな一面もあるので、しつけは子犬のころからしっかりしてあげましょう。
気が強く大胆な面もあるので、大きな犬に向かっていくことも考えられます。けんかにならないように注意しましょう。
吠える性質と咬む性質が高いので、くれぐれも子犬のころからしっかりと社会性を身に付け、大人になるまでにはなおるようトレーニングしましょう。

参考文献
- 山と渓谷社 『犬のための家庭の医学』
- 主婦の友社 『飼い主のための犬種図鑑ベスト185』
- 西東社 『子犬の選び方・飼い方図鑑』
- 主婦の友社 『子犬の選び方・飼い方』
- 日東書院 『人気の犬種図鑑174』
- 新星出版社 『世界の犬カタログ』
- 日本文芸社 『犬のベストカタログ』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「トイレ上手になる」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「留守番上手になる」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「吠えグセ解消」編』
- 高橋書店 『犬のしつけキチンとブック「かみグセ解消」編』
- 緑書房 中西典子著 『犬とのよりそイズム』